あらすじ

オオカミの一番のごちそうはコブタだ!
「コブタを捕まえてこそ一人前のオオカミだ!」
そうお父さんに教えられたポチは
大急ぎでコブタのいる牧場へ…
でも、コブタってどんなやつだ…?
ポチはコブタがどんな姿をしているのか知らなかったのです。
一方、牧場ではお留守番を頼まれた
ひつじのもじゃもじゃとコブタのはてなは、
夢中でかくれんぼ。
「オオカミに気をつけるんだぞ」って言われているのに…
そして、とうとうもじゃもじゃはポチと出会ってしまいます。
「コブタってどんな奴だ?」
ポチがコブタを知らないことがわかったもじゃもじゃは
「コブタは色が白くて頭が緑色、畑にいるよ」
うそのコブタを教えます。
そしてポチは大急ぎでコブタを捕まえに!
でも、それってダイコンじゃない…
そしてそのダイコンにはちょっとコワイ秘密が…


          
   
 ???知らないことがいっぱいあるぞっ!!

         「オオカミとごちそう」に思い込めて

こどもたちは発見が大好きです。
こどもたちの「感性」や「創造力」は毎日の発見や経験のなかでゆっくりと
磨かれていきます。「オオカミとごちそう」創作のヒントはこのこどもたちの
好奇心と発見の毎日でした。この物語の主人公、ずっこけオオカミの「ポチ」も
のんびりやのこぶた「はてな」もこどもたちと同じで知らない事がいっぱい
新しい発見の毎日です。お互いのことを知らないオオカミとこぶた。

「知らないからこそ偏見や差別が入り込めない真っ白なこころ」が巻き起こす
思わずププッと笑ってしまう、おもしろ可笑しな物語。

毎日の発見から、成長の栄養を吸収しているこどもたちがこの物語にどんな発見をしてくれるのか楽しみです。                             ふくまる座代表  いじまひさし